日々のあれこれ1〜練習ノート

コンサートの案内ばかりになりがちなホームページ

たまには日々のあれこれを・・・


先日のリサイタルから、一週間と少し経つ

あのエキサイティングな夜から徐々に普通の生活に・・・戻ることは皆無

むしろ、リサイタルを開催したことで日々の時間の使い方、効率的な練習方法の改善、ここぞの集中力が強化された様にも思う

現在は七月(新橋演舞場)、八月(博多座・南座)で上演される新作歌舞伎「刀剣乱舞」の稽古・録音に携わっています。


確かな目標を定め、その為に何が必要か・今何が足りていないかを冷静に判断し、実行あるのみ。

毎日その繰り返し

しかし単に練習するのは性に合わず

頭の中であれこれ考えすぎてもいい事ない

そんな時に限って電話が来たり、宅急便が来たりもする

どうしたら面白みを持って練習できるか・・


プロ・アマ関係なく皆さんにもおすすめなのが「練習ノート」を書くこと

朝、どんなに小さな事でもその日にやるべき課題を書き、その日の夜に自己評価する

つまり自分を自分でレッスンする

(飽き性気分屋体質な自分にはピッタリ)


課題は出来るだけ具体的が良い

・9:00〜9:30/メトロノーム♩=80をかけてピッタリ揃えて弾けるまで繰り返す。弾けたらテンポを+5ずつ上げていく。最終的に100まで。

・13:00〜14:00/動画を撮り、客観的に演奏を聞く、改善点を探る

などなど


書いたことは必ずやる

書いても結局やらなかったこと、書いてもいなかった事は本番の舞台の後に必ず後悔するもの・・・


「練習」と書かれると学校の宿題のようで、気分がイマイチ乗らない

なので私、中島のノートは『上達ノート』と命名している


お試しあれ





箏・十七絃演奏家 中島裕康 公式SITE

1コメント

  • 1000 / 1000

  • cafelastella

    2025.06.06 05:02

    こんにちは。ストイック過ぎます 笑 僕も可能なら朝晩1時間ずつ練習していますが、メトロノームでゆっくりからやるとなかなか忍耐力が必要ですね。 例えばいまやってる瀬音ですと、110くらいで弾いてると、先の音ばかり考えて、今引いた音の粒の不揃いだったり、押手が遅かったりが気づかないだけでした。88くらいまで落としてやっと今の音をしっかりと確かめられるのですが、今度は次の音が出てこなかったりします。。 ただ、同時に瀬音の場合親指が鍛えられていないから音の粒が揃わないという気もして、しばらくするととにかく親指を酷使して 早弾きできるようにという風に行ってしまいます。 僕は全くそういったノートを書いていませんが、母は稽古で教わったこととか、できなかったこととか記録してありました。 僕の場合、最近は楽譜に書き込むことすらしなくなりました。 ただ、いま稽古していただいている先生の勧めでときどき録音するようになりました。 あまりにも下手なので聞きたくなくなりますけど。 もともと母が亡くなってお箏どうしようかと思って、軽い気持ちで始めたのですが、来月で3年目になります。 中島先生からすれば3年などひよこにも及ばないかも知れませんけど。 この間の中島先生のコンサートで打ちのめされて、戦意喪失というかやる気なくしそうになっていましたが、 僕は僕の箏を楽しみながら続けていけばいいとおもいました。 長々と失礼しました。